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『ピーターパン』ナナの犬種はセントバーナード!性格や育てるコツは?

『ピーターパン』ナナの犬種はセントバーナード!性格や育てるコツは?

ディズニー映画『ピーターパン』に登場するナナは、優しくて頼もしいキャラクターとして印象的な犬です。そんなナナのモデルとなった犬種は「セントバーナード」。看護師のように子どもたちの世話をする姿は、この犬種の性格をよく表しています。

本記事では、セントバーナードの特徴や性格、育てるうえでのポイントを詳しく解説します。

『ピーターパン』ナナのキャラクターや犬種は?

ディズニー名作映画の中でも特に人気の「ピーターパン」に登場するナナは隠れ人気キャラとして知られています。ナナについて紹介をしていきます。

ナナは子供たちの頼れるベビーシッター犬

「ピーターパン」に登場するナナは、ダーリング家の子供たちを世話するベビーシッター犬として描かれています。作中では頭巾をかぶり、おもちゃの片付けやミルクの用意など、人間のように家事をこなす姿が印象的です。

子供たちの体調を気遣い、布団を整えるシーンなどからも、その献身ぶりが伝わります。視聴者にとっても癒しと安心感を与える大切な名脇役と言えるでしょう。

ナナの犬種はセントバーナード

ナナのモデルとなった犬種は「セントバーナード」です。大柄で存在感のある体格と、穏やかな顔立ちは、物語の中でもナナの温厚で頼れる性格を際立たせています。ディズニー版「ピーターパン」では、この犬種の特徴が丁寧に描かれており、子供たちをしっかり支える姿にぴったりです。

原作では別の犬種「ニューファンドランド犬」とする説もありますが、映画ではセントバーナードの姿が広く知られるようになりました。その愛らしい外見と存在感は、視聴者の記憶にも残るポイントの一つです。

セントバーナードの性格は?

大きくて迫力のある見た目とは裏腹に、セントバーナードはとても温厚で優しい性格を持つ犬種です。家族思いで愛情深く、特に子どもとの相性が良いことから、家庭犬としても高く評価されています。

ここでは、セントバーナードの主な性格的特徴をいくつかに分けてさらに詳しくご紹介します。

とにかく穏やかで優しい性格

セントバーナードは非常に落ち着いた性格で、攻撃的な面が少なく、穏やかな日常を好みます。感情の起伏も穏やかで、多少の物音や刺激にも動じない冷静さを持っており、小さな子供がいても安心して一緒に過ごせる犬種と言えるでしょう。

基本的に吠えることも少なく、来客にも落ち着いて対応できるため、マンションや住宅街でも飼いやすいとされています。見た目の迫力とは裏腹に、心の安定した癒し系の存在です。

家族に対して非常に愛情深い

飼い主やその家族に対しては愛情を注ぎ、常にそばにいたがる傾向があります。忠誠心が強く、人懐っこい性格のため、しつけをしっかりすればよきパートナーとして長く信頼関係を築くことができます。

番犬というよりも「見守り役」として活躍するタイプです。寂しがり屋な一面もあり、長時間の留守番が苦手なこともあるため、家族とのふれあいを重視した飼育スタイルが理想的です。スキンシップが多い家庭で特に向いています。

子供にやさしく接する包容力のある性格

特に子どもとの相性が良いことで知られ、子どもが多少手荒に接しても動じることなく、優しく受け入れる寛容さがあります。その包容力は「ピーターパン」のナナのようにベビーシッター役として描かれることも納得できる魅力の一つです。

遊び相手にもなれる一方で、危険な行動を察知した際は落ち着いて見守る冷静さも兼ね備えています。家庭内での安心感や信頼感を築く上で、大きな力になってくれる存在です。

我慢強いが、頑固な一面も

基本的におおらかで忍耐強いセントバーナードですが、時に頑固な一面を見せることもあります。自分のペースを大切にする傾向があるため、しつけや指示を急かすと反発することも。

そのため、時間をかけて信頼関係を築く姿勢が大切です。また、ややマイペースな気質のため、トレーニングには一貫した態度と根気が求められます。褒めながら教えるポジティブなしつけが効果的で、強い叱責や命令にはあまり反応しないこともあります。

セントバーナードを育てるコツが知りたい!

セントバーナードはその温厚で包容力のある性格から、家庭犬として人気がありますが、超大型犬ならではの注意点も多く、飼育には工夫と理解が必要です。ここでは、セントバーナードを健康で快適に育てるためのポイントを小見出しごとに詳しく解説します。

広いスペースと安定した環境が必要

セントバーナードは体重が50kgを超えることもある超大型犬のため、日常生活には十分なスペースが必要です。室内飼育も可能ですが、狭い空間だとストレスを感じやすくなるため、のびのびと過ごせる環境を整えてあげましょう。

段差や滑りやすい床の対策も重要です。

毎日の運動は「量より質」

セントバーナードは過度な運動を必要としない犬種ですが、健康維持やストレス解消のために毎日の散歩は欠かせません。長時間走り回るよりも、短時間で質の良い運動を取り入れることがポイントです。

暑さに弱いため、夏場の散歩は早朝や夕方など涼しい時間帯を選びましょう。

食事管理で肥満を予防しよう

成長期は特に食欲旺盛になりますが、急激な体重増加は関節や内臓に負担がかかります。そのため、高カロリー・高脂肪のフードは避け、年齢や活動量に応じた食事管理を徹底しましょう。

大型犬用のフードを選ぶほか、決まった時間に適量を与えることも大切です。

暑さ対策は徹底的に

セントバーナードは寒冷地が原産の犬種で、暑さに非常に弱い傾向があります。そのため、夏場は室内でも熱中症のリスクがあるため、エアコンによる温度管理や常に新鮮な水を用意することが不可欠です。

直射日光を避け、クールマットや扇風機の活用も有効です。

しつけは「穏やかに根気よく」が基本

温厚な性格ですが、体が大きいため、基本的なしつけは早い段階で行うことが重要なので、怒鳴ったり叱ったりするよりも、褒めて伸ばす方法が効果的と言えます。特に「待て」「おすわり」「呼び戻し」などの基本コマンドは、安全面でも必須のしつけでしょう。

最後に

「ピーターパン」に登場するナナは、その温かく頼れる姿が印象的なベビーシッター犬。モデルとなったセントバーナードは、まさにその性格や魅力を体現した犬種です。穏やかで愛情深く、子どもにも優しい理想の家庭犬ですが、育てるには工夫と理解が必要になります。この記事が飼育のヒントになれば幸いです。

ライター
とき子
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北海道の小さな町で、のんびり暮らしている50代。私の暮らしの中で気になったこと、ちょっと役に立つこと、ふっと笑える話なんかをお届けしています。