魔女の宅急便に登場する黒猫のジジ。キキの相棒として有名なキャラクターですが、種類は何だろう?と思ったことはありませんか?また、クロネコヤマトの「黒猫」はジジだといわれていますが、どんな関係があるのか気になりますよね。

そこで今回は、魔女の宅急便のジジについて解説していきます。ジジが話さなくなった理由についても触れているので、ぜひ最後までご覧ください。

【魔女の宅急便】ジジの基本情報

ジジは魔女の家に生まれた女の子・キキが13歳になったときに一緒に旅立った、特別な黒猫です。物語の冒頭からキキの良き理解者として、皮肉を言いつつも彼女を支え続ける姿が印象的ですよね。

ここでは、そんなジジがどのような猫なのか、気になる猫種や意外な性格について掘り下げていきます。ファンなら知っておきたい基本情報を、順に見ていきましょう。

ジジの種類

魔女の宅急便のジジのモデルについて、公式には特定の猫種であるという明言はありません。しかし、スマートな体型と大きな耳、そして艶やかな黒毛という特徴から、ジブリファンの間では次の種類が該当するのではないかといわれています。

  • ボンベイ
  • オリエンタルショートヘア
  • アメリカンショートヘア

ただ、魔女の相棒は黒猫という決まりがあるという設定なので、そもそもモデルの猫というのはないのかもしれませんね。

ジジの性格

ジジの性格は、非常に現実的で少し生意気、それでいて臆病な一面も持ち合わせています。キキに対して少し気取った態度を見せることもあれば、新しい街での暮らしに不安を感じて慎重になることもあり、とても人間的です。

キキに対して上から目線で皮肉を言うこともある反面、落ち込んだときにはそっと寄り添う姿にジジの優しさが感じられますよね。

ジジ役を演じたのは佐久間レイ

ジジ役を演じた佐久間レイのプロフィールは次のとおりです。

  • 本名:佐久間玲子
  • 生年月日:1965年1月5日(61歳)
  • 出身地:東京都世田谷区
  • 出演作:しれいけ!アンパンマン(バタコさん)、楽しいムーミン一家(ミイ)など

佐久間レイは、最初からジジ役を希望していたわけではなく、オーディションではオソノさん役に挑戦したことを明かしています。

上手く演じられずボソボソと喋っていたところ、ジジの声にぴったりだということになり、そのまま役が決まったそうです。

クロネコヤマトの関係は?

魔女の宅急便のジジといえば、宅配便でおなじみの「クロネコヤマト(ヤマト運輸)」を連想する人も多いでしょう。実は、原作小説のタイトルに「宅急便」という言葉を使う際、当時すでに商標登録していたヤマト運輸側との協議が必要でした。

結果としてヤマト運輸が映画のスポンサーになることで、黒猫のジジとロゴマークのイメージが重なり合うという、広告史に残るコラボレーションが実現したのです。

ジジが話さなくなったのはなぜ?

物語の終盤、衝撃的な展開として描かれているのが「ジジが話さなくなる」というエピソードです。それまで普通に会話をしていた2人の間に、突如として言葉の壁が生まれてしまうシーンは、多くの観客に切なさを与えました。

ジジが話さなくなる経緯がわかるような描写はなく、ジジ役を演じた佐久間レイも理由を知らないといいます。では、なぜ突然話さなくなってしまったのか、複数の視点から考察してみましょう。

キキの魔力が弱くなったから

映画の中では、キキがスランプに陥り、空を飛ぶ力が弱まると同時にジジの言葉がわからなくなる描写がありました。これは、キキ自身の魔力が低下したことで、人間ではない存在と意思疎通する特殊な能力が一時的に失われたことを示唆しています。

キキが自分のアイデンティティを見失いそうになった結果として、ジジとの「魔法の繋がり」が断ち切られてしまったという解釈が最も直接的な理由といえるでしょう。

キキが恋をしたから

もう1つの説は、キキがトンボという異性に対して抱いた淡い恋心や、友人関係の変化が影響しているというものです。キキの世界はそれまで自分とジジだけで完結していましたが、外の世界に興味を持ち、他者と深い関係を築き始めます。

依存対象だったジジを必要としなくなり、「外の人間の声」を聞くようになったことが、ある意味で魔法のコミュニケーションを終わらせたのかもしれません。

キキが成長したから

宮崎駿監督は、ジジが話さなくなった理由について「ジジではなく、キキが成長したから」だと語っています。

ジジの声はキキ自身の心の声でしたが、自分の分身に頼らずとも1人で生きていけるほど成長したため、ジジを普通の猫として認識するようになったという解釈です。

これは、少女時代との決別を意味する、少し寂しくも希望に満ちた変化の証といってもいいでしょう。

ジジが最後に話した言葉

映画のラストシーンでキキが再び空を飛べるようになった後、肩に乗ってきたジジが発した言葉は「ニャーン」という猫の鳴き声でした。これは、一度失われた会話能力が戻らなかったことを表していて、ハッピーエンドの中に切なさを残します。

しかし、この鳴き声こそキキが新しい自分を受け入れ、ジジをペットや依存先ではなく、対等な家族として位置づけた瞬間を象徴する重要なメッセージなのです。

ジジのその後

映画のエンディングでは、ジジに「リリー」という恋人ができ、可愛い子猫たちが誕生している様子が描かれています。かといって、キキの前からいなくなったわけではありません。原作小説ではその後の物語が続いていて、再び話すことはないものの、ジジは相変わらずキキのそばで暮らしています。時を経ても変わらない、2人の絆の深さを感じますね。

【魔女の宅急便】ジジの人気グッズ

【魔女の宅急便】の公開から数十年が経過した今でも、ジジのキャラクターグッズは圧倒的な人気を誇ります。特に人気なのは、次のグッズです。

  • ぬいぐるみ
  • マグカップ
  • フォトフレーム

黒猫というモチーフは日常使いしやすく、インテリアにも馴染みます。カゴに入ったぬいぐるみや、黒猫の絵が描かれたマグカップは劇中に登場することもあって大変人気です。

フォトフレームもおしゃれなデザインが多く、写真を入れず飾っておくだけでも気分が上がります。

まとめ

今回は、魔女の宅急便のジジについて解説いたしました。

魔女の宅急便に登場するジジの種類は明らかになっていませんが、体型や毛並みなどの特徴から、ボンベイやアメリカンショートヘアではないかといわれています。

クロネコヤマトとは、先に商標登録を持っていた運輸がスポンサーになったという経緯がありました。