こんにちは!takochiです♪
三谷幸喜監督が初めて本格時代劇に挑戦し、日本史上初めて“会議で歴史が動いた”と言われる清洲城で行われた会議を舞台にした映画『清須会議』。
この時代の歴史は、数多くの映画やドラマなどによって何度も作品化されてきましたが、戦国の人々のモノローグを「現代語」にしてしまった作品は、初めてじゃないでしょうか?
歴史が苦手なtakochiでも、こんなふうに戦国時代の方たちの外見や、性格や、腹の底で考えてることまでストレートな現代語のセリフで話されると、とってもわかりやすくて楽しめちゃいます^^
出演している俳優さんたちも、みなさん有名な方ばかりですが、キャラが濃い!
誰なんだかわからないくらい作り込まれていますよね?そして、そのキャラを引き立たせている衣装にも目を奪われます。
大泉洋さんが演じる羽柴秀吉の衣装ったら…どうしたらこんなにキンキラキンの生地が作れるのか笑ってしまいたくなるほどです。
今回は、
- 「清須会議」のキャラクターの衣装のコンセプトと三谷監督のコメント
- 「清洲会議」の衣装デザイナー
について調べてみました。
目次
清洲会議(映画)とは
織田信長の死後、その後継者や仇である明智光秀の遺領の配分について清州城で話し合われた会議。歴史上、初めて会議によって歴史が動いたと言われるこの史実に基づいて、柴田勝家、秀吉ら信長の配下の者たちの人間ドラマを三谷監督自身が書き下ろした小説を原作に描き出した作品です。
takochiもこの作品を読みましたが、一気読みしてしまうくらい、グイグイひきこまれてしまいます。
さすが三谷幸喜さんの本です。
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主な出演キャストと衣装コンセプトや監督のコメント
役所広司(柴田勝家)
三谷コメント:勝家は、とても男らしい武将なので、ワイルドで汗臭くしてくれとか、耳毛を生やしてくれと役づくりのリクエストをしています。体臭と口臭のひどい男、柴田勝家を描きたい。
確かに、ワイルドで男臭い感じです。
写真では耳毛は確認出来ませんでしたw
大泉洋(羽柴秀吉)
三谷コメント:秀吉には人の心をつかむ明るいお調子者の反面と、暗く冷たい反面がある。大泉さんもたまに陰気な顔になることがあるので、僕の考える秀吉になると思います。今回の秀吉は本当の猿みたいな見た目です。
大泉さんの身長は178cmあるのですが、この衣装のせいか小柄に感じますね。
大泉洋さんは、「秀吉は策士でヒールと言ってもいい役で、カッコいいところはカッコいいので、そういう秀吉を想像してたらこのビジュアルで愕然としました…。ぬらりひょんみたい」と自虐的に語っていました。
引用:https://www.cinemacafe.net/article/2012/12/20/14743.html
小日向文世(丹羽長秀)
三谷コメント:丹羽はとても冷静な男なので、汗をかかないようにとお願いしました。
衣装で「燻し銀」な感じを表現していますよね。
佐藤浩市(池田恒興)
三谷コメント:僕はよく浩市さんがCMなんかで演じている良き上司の雰囲気が大嫌いなんです。浩市さんは、人間の二面性や嫌な部分を演じられる人。今回の役は、「したたかで腹の内を見せないイメージ」なんです
三谷監督はあて書きをする、と聞いた佐藤浩市さんは「監督はオレのことをそういう風(したたかでとにかく勝ち馬に乗ろうとする男)に思っていたのかとショックです」と笑っています。
鈴木京香(お市様)
三谷コメント:眉をそってお歯黒という強烈なビジュアルです。京香さんは美しいけど怖い、かつての山田五十鈴さんのようなイメージです。
鈴木京香さんは「秀吉に対抗するくらい派手な衣裳を着させていただき、眉やお歯黒も楽しんでます」とコメント。
本当に怖いです。
妻夫木聡(織田信雄)
三谷コメント:信雄はいわばバカ殿なんです。思い切ったキャスティングですが、妻夫木くんの天真爛漫(らんまん)な笑顔がバカ殿にピッタリだと思います。
天真爛漫な笑顔ですw
※三谷監督のコメントはhttps://www.cinematoday.jp/page/A0003430から引用
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清須会議の衣装デザイナーは?
清須会議の衣装デザインはは、黒澤和子さんが担当しました。
黒澤和子
1954年4月29日生まれ 65歳
東京都出身
黒澤明監督の長女
父、黒澤明存命中は株式会社黒澤プロダクションにて父の秘書的仕事をする。
1988年父親の進言で映画界に入り、『夢』から黒澤組の衣裳担当。
2019年『万引き家族』の衣裳デザインで芸術選奨文部科学大臣賞(映画部門)受賞。
引用 Wikipedia
もともとはスタイリストとしてファション関係の仕事をされていたのですが、お母様が亡くなったことがきっかけで黒澤プロダクションに入り、その後は時代劇、現代劇を問わず、数多くの映画で衣装デザインを担当されています。
衣裳デザイナーは監督と意思疎通をはかりながら衣裳の選定も行う、大変重要な仕事です。
「清須会議」では、まさに三谷監督のイメージ通りの衣装になったのでしょうね。
時代劇のイメージが強い黒澤さんですが、2010年には北野武監督作品「アウトレイジ」・2012年「アウトレイジ ビヨンド」で、初のバイオレンス作品の衣裳デザインを手がけられています。
もともとはファッションショーのスタイリストも手掛けていた黒澤さんですから、ワイルドなスーツの着こなしも見事にスタイリングされています。
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まとめ
今回は「清須会議」の主な出演キャラクターの衣装コンセプトと、三谷監督のコメントや衣装デザインを担当した黒澤明子さんについてまとめてみました。
三谷監督の、それぞれのキャラクターに込めたイメージをしっかり受け取り、それを衣装で表現するという大変重要なお仕事である衣装デザイナー。
「清須会議」では、黒澤明監督の長女である黒澤明子さんが担当していました。
もともとはファッションショーのスタイリストも手掛けていた黒澤さんですが、時代劇の衣装だけでなく、2010年には北野武監督作品「アウトレイジ」・2012年「アウトレイジ ビヨンド」で、初のバイオレンス作品の衣裳デザインを手がけられています。
衣裳デザイナーは監督と意思疎通をはかりながら衣裳の選定も行う、大変重要な仕事です。
「清須会議」では、まさに三谷監督のイメージ通りの衣装になったのでしょうね。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。