いよいよ今年、陸上競技で世界最高峰の大会である世界陸上競技選手権大会がアメリカ・オレゴン州で開催されます。世界陸上は奇数年に開催さえるのが通例ではありますが、今回は世界的なパンデミックの影響で18回目にして初めての偶数年での開催となります。今回は世界陸上2022の大会日程や競技種目、放送情報についてまとめてみました。
目次
見どころ
世界陸上オレゴン大会の代表選考は、5月7日から開催される日本選手権での結果等で決定します。陸上界の「ふわちゃん」こと女子中・長距離の不破聖衣来選手は、昨年12月に開催された競技会で10000m初出場ながら日本歴代2位となる記録を叩き出し、世界陸上出場への期待がかかります。また、男子10000mの日本記録保持者の相澤晃選手は、今年のニューイヤー駅伝で3区区間新記録を記録し、初の世界陸上出場を目指します。
2022年世界陸上競技選手権大会の概要
世界陸上2022は、2022年7月15日(金)~7月24日(日)までの全10日間の日程で開催されます。開催地はアメリカ合衆国・オレゴン州ユージーンで、会場はヘイワード・フィールドとなり、今大会の通称はオレゴン22です。
本大会は当初、2021年8月6日から15日までの日程で開催予定でしたが、2020年東京オリンピックがパンデミックの影響で1年延期となったことを受け、世界陸連は日程の再調整を行い開催期日を変更しました。
今大会の開催地であるオレゴン州と日本の時差は、サマータイム中の7月で16時間の差があり、昼夜逆転となります。日本が16時になるとオレゴン州は同じ日付の0時となります。ということは、寝不足覚悟の世界陸上観戦となりそうですね。
競技種目一覧
トラック競技
100m | 200m | 400m |
800m | 1500m | 5000m |
10000m | 3000m障害 | 4x100mリレー |
4x400mリレー | 混合4x400mリレー | 100mハードル |
110mハードル | 400mハードル |
フィールド競技
走高跳 | 棒高跳 | 走幅跳 |
三段跳 | やり投 | 円盤投 |
砲丸投 | ハンマー投 |
ロード競技
20km競歩 | 35km競歩 | マラソン |
※今大会は50km競歩に代わり35km競歩が実施される予定です。
混合競技
十種競技 | 七種競技 |
十種競技(男子)は下記10種目の合計得点で競います。
1日目:100m、走幅跳、砲丸投、走高跳、400m
2日目:110mH、円盤投、棒高跳、やり投、1500m
また、七種競技(女子)は下記7種目の合計得点で競います。
1日目:100mハードル、走高跳、砲丸投、200m
2日目:走幅跳、やり投、800m
世界陸上2022の放送日と放送時間
競技日程
世界陸連の公式ウェブサイトで発表されている競技日程の中で、日本人に人気の高い種目のスケジュールをピックアップしてみました。
男子100m
日程 | 現地時間 | 日本時間 | ラウンド |
7月15日(金) | 12:30 | 16日04:30 | 予選 |
7月15日(金) | 18:50 | 16日10:50 | 予選 |
7月16日(土) | 18:00 | 17日10:00 | 準決勝 |
7月16日(土) | 19:50 | 17日11:50 | 決勝 |
男子200m
日程 | 現地時間 | 日本時間 | ラウンド |
7月18日(月) | 17:05 | 19日09:05 | 予選 |
7月19日(火) | 18:50 | 20日10:50 | 準決勝 |
7月21日(木) | 19:50 | 22日11:50 | 決勝 |
男子4×100mリレー
日程 | 現地時間 | 日本時間 | ラウンド |
7月22日(金) | 18:05 | 23日10:05 | 予選 |
7月23日(土) | 19:50 | 24日11:50 | 決勝 |
男子4×400mリレー
日程 | 現地時間 | 日本時間 | ラウンド |
7月23日(土) | 17:40 | 24日09:40 | 予選 |
7月24日(日) | 19:35 | 25日11:35 | 決勝 |
男子10000m
日程 | 現地時間 | 日本時間 | ラウンド |
7月17日(日) | 13:00 | 18日05:00 | 決勝 |
女子10000m
日程 | 現地時間 | 日本時間 | ラウンド |
7月16日(土) | 12:20 | 17日04:20 | 決勝 |
男子マラソン
日程 | 現地時間 | 日本時間 | ラウンド |
7月17日(日) | 06:15 | 17日22:15 | 決勝 |
女子マラソン
日程 | 現地時間 | 日本時間 | ラウンド |
7月18日(月) | 06:15 | 18日22:15 | 決勝 |
男子20km競歩
日程 | 現地時間 | 日本時間 | ラウンド |
7月15日(金) | 15:10 | 16日07:10 | 決勝 |
世界陸上2022のテレビ放送やネット配信情報
テレビ放送情報
テレビ放送については現時点では未定です。しかし、例年通りの場合はTBS系列で放送される可能性が高いです。TBSは1997年のアテネ大会から世界陸連のオフィシャルブロードキャスターとなっており、2019年のドーハ大会まで、実に22年にわたり世界陸上を独占放送してきました。その間、12大会連続でメインキャスターを務めてきたのが織田裕二さんと中井美穂さんです。世界陸上といえばお馴染みのお二方ですよね。
前回のドーハ大会では、TBSの地上波で連日生中継をしていて、BS-TBSでは連日ハイライト放送を行っていました。
ネット配信情報
前回のドーハ大会では、動画配信サービスParavi(パラビ)でも同時配信されています。Paravi(パラビ)の運営は株式会社プレミアム・プラットフォーム・ジャパンが行っていて、TBSホールディングス(TBSHD)を含む6社が主要株主となっています。そのため世界陸上の同時配信が実現したのではないでしょうか。今回の世界陸上2022でも同時配信されるかは現時点では未定です。
まとめ
今回は7月15日(金)~7月24日(日)の日程で開催される2022年世界陸上競技選手権大会の日程、競技種目、放送情報についてまとめてみました。
東京オリンピックから約1年、アメリカ・オレゴン州に世界の超人たちが再び集結します。放送に関してはまだ未定ではありますが、おそらく今回も織田裕二さんの熱い解説が見れるのではないでしょうか。放送情報の詳細発表に注目ですね。
日本との時差が16時間もありますが、このパンデミックを乗り越えて世界陸上への切符を手にした選手たちを寝不足覚悟で応援したいです。日本人選手の活躍を期待しています!